潰れない店の作り方

札幌副都心、新さっぽろの商業施設の変遷を10年見て来た私が、勝手にお店を5段階評価し、潰れる店潰れない店の理由を考え綴っています

すでに潰れそうな予感

新しい商業複合施設が出来た時、
それが近くにあるものなら、
出来れば、ずっと人が多く集まり
潰れないでほしいと思います。

今年、札幌に3か所立て続けにオープンしました。
「moyuku SAPPRO」「COCONO SUSUKINO」「BiVi新さっぽろ」です。
この中で「BiVi新さっぽろ」が札幌のはずれということで、
地味で一番心配されますが、
この中で一番危ないのは、「moyuku SAPPRO」だと思います。

理由の前に、それぞれの客層を書いて行きます。
「moyuku SAPPRO」は、狸小路という場所柄、観光客(とくに海外の)
と札幌市民や周辺の市町村からの現役世代。
「COCONO SUSUKINO」は、札幌市民や周辺の市町村からの現役世代と観光客。
「BiVi新さっぽろ」は、札幌市民や周辺の市町村からの現役世代やシニア世代に加えて家族連れ、観光客は少しとなるでしょうか。

「BiVi新さっぽろ」は成功、と思われる要因の一つは、
あの広過ぎない"人工芝のBiViパーク"です。
子供が喜ぶスペースです。遊園地のようにお金もかかりません。また、足を伸ばし休めることも大きな利点です。

家族連れをターゲットにしたこういうアイディアは、さすがだなと思いました。

そして、「moyuku SAPPRO」が危ないと言う話。
潰れる要因には、客が減る→リピーターが少ないということ、
料金が高すぎるということがあります。
「moyuku SAPPRO」の水族館は、まだ観に行っていませんが、
入場料が2200円というのは高過ぎます。
1度観て感動しても、2度目はあるかないかです。
でもここで料金を一気に1000円に下げてしまうと、
ペンギン達を見ながらの優雅な時間が壊されます。
ドリンク付きで1800円位なら、今の雰囲気を
維持したまま存続出来るのではないでしょうか。
今のところ、「moyuku SAPPRO」の評価は「2」です。