潰れない店の作り方

札幌副都心、新さっぽろの商業施設の変遷を10年見て来た私が、勝手にお店を5段階評価し、潰れる店潰れない店の理由を考え綴っています

3大100均集結の影響は

「BiVi新さっぽろ」に「キャンドゥ」が入って、
カテプリの「ダイソー」、duoの「セリア」と合わせて、
新さっぽろ駅周辺には、3大100均が集結したことになります。
似たお店が出来ると、潰し合いが始まるように思われますが、
100均は、店舗の違いに関わらず、
集客力があるので、3つとも安泰だと思われます。

危ないのは、他の文房具や雑貨を販売しているお店です。
100均が確固たる地位を築いているので、
文房具などを買う時、「これ100均にもあるんじゃない?」
と考えるようになりました。
その店で買わないで、100均に行くようになったのです。
普通の価格で上質の物を売っていて品揃えも良いお店が、
この3大100均に客を奪われ、危なくなると思われます。

BiVi新さっぽろに「ロフト」も入りました。
札幌駅前の西武からエスタに移転し、人気のお店でした。
エスタが閉店し、行き場を失った「ロフト」は、
出店先に「moyuku SAPPRO」と「BiVi新さっぽろ」を選びました。
ロフト」は、3大100均が終結している新さっぽろに
出店しましたが、安泰だと思われます。
それは「ロフト」が、別格だからです。
「これ100均にもあるんじゃない?」と思っても、
ロフトには店自体にブランド力があるので売れるのです(今はまだ)
一世を風靡した「東急ハンズ」もduoに出店していましたが、
新さっぽろに来た時にはすでに、
ブランド力が落ちていたため、客は疎らでした。

3大100均と「ロフト」が来たことで一番影響を受けるのは、
文房具販売もしている書店「文教堂」だと思います。
品揃えも良いし、上質なものを売っているのになぜ?
実店舗での本の売り上げが落ちている書店で、
付随している文房具部門でも客が離れるとなれば、
存続が難しくなると思います。

品揃えもレイアウトもとても良い書店ですが、
文教堂」に「2」をつけさせて頂きます。