潰れない店の作り方

札幌副都心、新さっぽろの商業施設の変遷を10年見て来た私が、勝手にお店を5段階評価し、潰れる店潰れない店の理由を考え綴っています

潰れない店にするために

BiVi新さっぽろは、オープンして2週間が過ぎ、
やっと落ち着いてきた感があります。
サンピアザの「cat’s tail × studio_b」に再び訪れ、
イアリング等を見てきました。
プレゼントを選ぶ男性客がいました。
どれもオシャレで迷います。
以前、客が入らなかったのは、
やはり場所が悪かったのだと改めて思いました。

出店場所は、本当に重要です。
でも、雑貨のお店なら、もう一つ重要と思うことがあります。
それは、客がその商品をほしい!と思わせる"展示"です。
全体的な雰囲気で客を惹きつけ、
その中の商品が、自分の家や生活に加わった時のイメージ、
簡単に言えば、
「これ、私の家のあそこに飾ったら、
すごくオシャレになると思う」と"想像させる展示"です。
定期的に変えることも重要です。
何度訪れても、前と同じ展示のままだと
"売れていない店"の印象を与え、購買意欲も無くなるものです。

以前、デュオからサンピアザへと、
あちこちに場所を替え出店しているお店がありました。
花柄の雑貨ばかりを集め、遠くからでも
うわーっ素敵!と思わされるお店でした。
私も何点か購入したことがあります。
ひつとひとつは、とても素敵なんです。
でも、店内の全部が花柄。
全部が花柄という自宅の人は、あまりいないと思います。
見飽きる上に、自宅でどう飾ろうかとイメージしにくいのです。
そのお店は、結局、場所を替えてもダメで、
たぶん完全閉店してしまったと思われます。

商品がいくら良くてもだめ、
料理がいくら美味しくてもだめ、
潰れない店にするためには、客目線の工夫が必要なのです。